セネガル:フィールドワーク
今回は私のフィールドワークについて書こうと思う。
フィールドワークはセネガルに来た最大の目的である。しかし、私はフィールドワークをすること自体が初めてで何から手を付ければいいかわからない・・・。確かにセネガルに来る前までに計画書をしっかりと書いた。だが、その通りスムーズに進むはずもなくあくまで目安として活用した。
さて、そもそも私のフィールドワークのテーマは女性の衣服と身体所作である。そのため、仕立て屋さんでフィールドワークを行う計画にしていたが、目星をつけた仕立て屋さんに女性のお客さんが来ない・・・。これはどうしたものかと思い、フィールドワーク先を変更し、モスクで行うことにした。
イスラム教では毎週金曜日は特別な礼拝の日でみんな着飾ってモスクに来るのである。そのため金曜日を重点的にモスクでアンケート調査を行った。フランス語が全然できないのでアンケート用紙を作って行えばそれなりに調査は進むだろうと思っていた。しかし、セネガルは公用語はフランス語だが、地域語としてウォロフ語というものがあるため、両方の言語ができる人が大半だが、ウォロフ語しかできない人と出会ったときはとてもコミュニケーションをとるのに苦労しが、幸いにも大体その際に周りに両言語が分かる人がいたため通訳をしてもらっていた。
だんだんと回数を兼ねるにつれどういう風に話しかけたら、話を振ったらよりたくさんの話をしてくれるかなどのコツをつかむことができた。こうして何とか私のフィールドワークが終わったわけだがつくづく思うのが「計画書をちゃんと作っておいて良かった」ということである。もし作っていなかったら、本当に路頭に迷うところだったからである。今回の渡航・フィールドワークを通して、準備は用意周到にするべきであることを身に染みて感じることができた。
Kany Cisse’
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