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フランス:アンジェの夜

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アンジェは、昼間は歴史ある城や穏やかな街並みが美しい場所ですが、日が落ちるとその表情は一変します。 夜の帳が下りた街に繰り出すと、そこには昼間の静寂とは対照的な、エネルギッシュな世界が広がっていました。通り沿いのテラス席は笑い声で溢れ、人々が思い思いに夜を楽しんでいる様子は、まさに「熱く賑わっている」という言葉がぴったりです。 拙いフランス語で緊張が走る注文タイム 写真1.アンジェで飲むビール そんな雰囲気に誘われて入ったバーで、まずは喉を潤すことに。今回はフランスの定番ビアカクテル ** 「ル・パンチ( Le Punch )」 ** とビールを注文しました(写真1)。 「 Le Punch , s'il vous plaît... (ルパンチをください)」 まだ慣れない、自分でも拙いとわかるフランス語での注文。通じるかどうかドキドキしましたが、店員さんが笑顔で頷いてくれた瞬間、その緊張は心地よい達成感に変わりました。完璧な言葉じゃなくても、その場に溶け込もうとするプロセス自体が、旅の醍醐味かなと感じました。 写真2.バーの帰りに、締めにバーの前のケバブ屋さんへ。フランスに来てから、クロワッサンやバゲットよりも食べている。 ビリヤードで更ける。夜飲み物を片手に、店内のビリヤード台へ。カラン、という小気味よい音とともに球が転がる様子を眺めながら、友人や現地の人々の熱気に包まれて過ごす時間は、何物にも代えがたい贅沢なひとときでした。異国の地の夜風に当たりながら、お酒と遊びに興じる。アンジェの夜は、ただ楽しいだけでなく、自分の世界が少しだけ広がったような、そんな特別な気分にさせてくれました。 匿名

セネガル:歳の離れた友達

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  2024 年の夏短期フィールドワークで様々な国の行き先が候補としてある中で、私はセネガルを選びました。大学のプログラムでアフリカに行ける大学は日本の中で見ても稀だと感じました。初めは目的などなく漠然とアフリカに行ってみたいという思いで行き先を選択しました。いざ行ってみると今まで想像してきたアフリカとは別世界と身をもって体験しました。街ですれ違う際やお店でも多くの人が笑顔で下を向いて歩く人はほとんどいませんでした。ブティックと言われる簡易的なコンビニで商品を購入する際には、 何もわからない私たちに対して率先して親切に教えてくれる人の温かさやフランクな雰囲気に惹かれて長期フィールドワークでももう一度行きたいと思いました。   2026 年長期フィールドワークでセネガルにきて、友達と呼べる人は 3 人できました。彼らは、 私と 同世代ではなく、 1 人は 30 歳、 1 人は 50 代、 1 人は 60 代。日本で生活していたらこの年齢差で友達と呼ぶことはなかなかありません。 3 人ともフランス語とウォロフ語、そして、英語が多少できる程度で話していていましたが、全て相手から話しかけてもらって仲良くなりました。今の私の状況を説明するとすぐにフランス語やウォロフ語をわかりやすく教えてくれ、それ以外にも日常の他愛のない会話をしています。 (写真1)大学近くのチェブジェンのお店(撮影日 2026 /3/18 ) みんな口を揃えて言うのは「もう友達だから何でも頼って」。この言葉に深い意味はなく話していますが、日本と比べたらすごく積極的で人種や言語の壁一切関係なく積極的に話してくれています。特に、一番初めに仲良くなったマニュさんは、初めてチェブジェンを食べたお店(写真 1 )の常連さんで、お金を払うタイミングや食器の片付け方まで全て教えてもらって仲良くなりました。何度もお店に足を運ぶにつれてどんどん仲良くなり ました。マニュさんは、 休みの日でも予定を空けて、ダカールで一番大きなモスク(写真 2 )に連れて行ってくれて、そこでフランス語で説明されたことを私たちがわかるように英語で説明してくれました。他にも、マニュさんの紹介であったお友達の家に呼んでもらい、お昼ご飯に「ヤッサプレ」(写真3)と呼ばれる鶏肉にタマネギソースをかけたセネガルでは家庭やお店でも食べら...

フランス:一ヶ月間の出来事

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  I - 新しい世界へ 写真1.Emirates A380 視界不良で着陸 on CDG(LFPG) RWY 26L   あの日、僕はそれまで経験したことのない新しい世界に初めて足を踏み入れた。    生まれてから 20 年間、ヨーロッパの文化や環境に触れることがなかった僕は、初めてその地に足を踏み入れた。着陸した途端に、まるで人生で新しい幕が開いたかのように感じていた。アジアでずっと育った僕にとって、その場所の雰囲気は全く異なり、新鮮で魅力的であった。その瞬間、これから先、どんな新しい経験が待ち受けているのか、どんな未来が広がっているのかを想像することがとても楽しみだった。  自分が乗っていた A380 がフランスの地に着陸する瞬間、その窓から眺めて、自分がここまで飛んできたなあと思い返しながら、フランスの地に触れた喜びを感じた。これは初めてのヨーロッパでの着陸だ!(写真 1 )   II – 友達と最初のグラスワイン    フランス語学校に通い始めてから、多くの新しい友達を作ることができた。その友達たちと一緒に、地元のレストランに行き、みんなでワインを楽しむひとときを過ごした(写真2)。その瞬間、言葉や文化を超えて繋がる喜びを感じ、フランスでの生活がさらに豊かなものになったように思った。 写真2. Hôtel du Centre(bar) の Anjou Rouge(vin) 日本では、友達と一緒に何かのお祝いをする際、カラオケや居酒屋に行くのが一般的だったが、フランスに来てみると、お祝いの場としてワインバーを訪れることがあることに気づき、その文化の違いに面白さを感じた。日本とは全く異なる、より落ち着いた雰囲気での祝い方が新鮮である。   III – アンジェ城 アンジェは、決して大きすぎず、また小さすぎることもない、ちょうど良い規模の街である。フランスを訪れる観光客にとっては、あまり有名な場所ではないかもしれないが、美しい建物と歴史的な名所が豊富にあり、街自体が活気に満ちている。 13 世紀に建てられたアンジェの城(写真3)に足を踏み入れた時、歴史の力強さが感じられ、まるで時を超えて中世に迷い込んだような気持ちになった。城の中に入ると、自分が貴族になったかのような気分に...

セネガル:セネガルの人々について

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木彫り職人が仕入れた木材              リシャ―トル出身の学生が住む宿舎               デコさんとセイドゥの会話の様子 GS 学科所属セネガル渡航中 3 回生のあんぱんまんです。 今回はセネガルで出会った私の友人たちを紹介することを通じて人々がどのように生活を営んでいるかについてお伝えできればと思います。 まず初めに紹介するセイドゥは、私たちと同じく UCAD (ダカール大学)で学んでいる友人です。彼の魅力は、まさに圧倒的に明るいし社交的であることです。 UCAD のキャンパスを彼と一緒に歩くと、本当に驚くべきことに、何度何度も「セイドゥ!」と声をかけられます。彼は人々からとても愛されており、彼もまた友人たちに深い愛情を持っています。さらに、セイドゥはとても親切な人です。初めて彼に会った時、私のパソコンが壊れてしまったと話したら、「留学中は俺のパソコンを貸してやるよ」と言ってくれました。驚くべきことに、初対面の私に本当にパソコンを貸してくれたのです。 セネガルの人々、そしてアフリカの人々は一般的に来訪者に対して熱烈な歓迎をしてくれますが、彼のホスピタリティはそれらをはるかに凌駕していると思います。彼はリシャートル出身で、ダカールではリシャートル出身者たちが住む学生宿舎の総代を務めています。何か困っていることはないかと常にリシャ―トル出身の学生たちに気を配っていました。その結果として彼の携帯電話が鳴りやむことはありません。リシャートルはセネガル北部の地域であり、彼がその出身地に対して並々ならぬ誇りを抱いていることが伝わってきます。このように彼のリーダーシップと責任感は、学生宿舎の運営やイベントの企画などでいかんなく発揮されています。セイドゥの存在は、セネガルでの生活や人々の暖かさを象徴しています。彼のような友人と出会えたことは、私にとって非常に貴重な財産です。セネガルの人々の心温まる歓迎とセイドゥのユーモア溢れる人柄に触れながら、私は彼がどのような成長を遂げるのか、非常に楽しみです。 次に紹介するのは、前回のブログ記事でも紹介したマルシェ・スンべジュンで働くデコさんです。彼は木彫り職人たちの棟梁であり、セネガルでは珍しくフランス語とウォロフ語に加えて英語も話すことができる職人さんです。デコさんはカザマンス地方出身ですが、現在はマル...

セネガル:セネガルの市場について

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木彫り職人が作成した亀の置物 彫像をつくるために木を切る職人 GS 学科所属セネガル渡航中 3 回生のあんぱんまんです。 今回はセネガルの手工業に焦点を当て、マルシェ・スンベジュンの様子を詳しくお伝えいたします。マルシェ・スンベジュンは、セネガルの首都ダカールに位置し、伝統的な市場の一つとして知られています。前回のブログでお伝えした通り、マルシェ・スンベジュンは魚市場でもありますが、それだけではありません。ここでは、木彫り職人、金属細工師、皮加工職人、貝殻加工職人、絵師など、様々な職人や土産商人が集結し、自身の作品を制作・販売しています。 マルシェ・スンベジュンは、その多様性と活気にあふれた雰囲気で知られており、セネガルを代表する伝統的な工芸品や装飾品が数多く並ぶ光景が広がっています。参加する職人たちは、マリやコートジボワール、ギニアなど、西アフリカ各地から集まり、自身の氏族で伝統的に伝承されてきた技術を活かして独自の作品を制作しています。 私がマルシェ・スンベジュンを訪れた際、特に印象的だったのは木彫り職人たちのアトリエでした。彼らはニット帽をかぶり、タンクトップ姿で熱心に仕事に取り組んでいました。手には使い込まれたノミやカンナが握られ、木の表面に魂を込めながら彫刻を創り出していく光景は、まさに職人たちの情熱と技術の結晶と言えます。彼らは自身の作品の販売ルートを確立するために、素材の調達や販売戦略にも力を注いでいます。 木彫り職人たちは、特にテックと呼ばれる欅の木やエボニーウッドとして知られる黒檀の木を使用し、伝統的な彫刻技法を駆使して美しい彫像を生み出しています。しかし、販路の拡大には少々苦労しているようです。マルシェ・スンベジュンには土産商人も多く存在し、彼らは職人たちが制作した木彫りや金属細工、皮製品、貝殻装飾品などを取り扱い、観光客や地元の人々に販売しています。ただし、職人たちが直面する課題として、自身の作品が土産商たちに非常に安い価格で買いたたかれてしまっているという現状があります。これはマルシェ・スンベジュンの中に職人たちのアトリエがあり、観光客が直接買いづらい立地や、セネガルの現地語であるウォロフ語を話す観光客が極めて少ないことから、起きてしまっているといえるでしょう。私たちがマルシェ・スンベジュンに行けば、土産商と値切り交渉をします...

セネガル:まずは自己紹介と現状報告

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GS 学科所属セネガル渡航中 3 回生のあんぱんまんです。 第二回ということで、テーマは歴史的な建造物や魚市場などを、巡った感想について紹介したいと思います。ブログの第一回では食文化について少しだけ取りあつかいましたが、セネガルの魅力は食文化だけではありません。この素晴らしい国には歴史的な名所や美しい自然もたくさんあります。私が訪れたダカール市内には、ゴレ島やアフリカ最西端のポイント・デ・ランドがあります。これらの場所は奴隷貿易の歴史やセネガルの重要な文化遺産を体験できる場所です。強く私の印象にのこっているのはゴレ島にある奴隷収容施設。観光地化して、観光客を獲得しようとする現地の人たちの熱気と建造物やパネルから感じる冷たい歴史のはざまに存在していた自分達がまるで別の世界からゴレ島を見ている気持ちになりました。日本の原爆ドームやドイツのアウシュビッツなども、観光地化されていますが、悲しい歴史を持つ土地で、ここまでの観光熱がある場所は世界でもなかなか類を見ないのではないでしょうか。 また、ダカール市内にはスンべジュン市場と呼ばれる賑やかな市場もあります。ここでは手工芸品や伝統的な衣装、新鮮な魚介類などが販売されており、セネガルのテランガ文化を感じることができます。私はこの魚市場でよくタコを買って刺身で食べています。日本を離れているとこれがたまりません! さらに、ダカール市外には美しいビーチが広がっています。北部にあるニョール島は白い砂浜と透明度の高い海が魅力です。ここでのんびりと過ごす時間は心身をリフレッシュさせる絶好の機会です。 これからも私はセネガルでの様々な経験を綴っていきます。次回の更新では、セネガルの手工業についてマルシェスンべジュンの様子を通じてお伝えしたいと思います。 あんぱんまん