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3月, 2026の投稿を表示しています

スペイン:花が咲く街角スペイン

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 コルドバとグラナダが属するアンダルシア州。ここには花をあしらった行事が数多く存在する。留学期間が春頃であるため、今回は花の観賞や活用について触れていきたい。 渡航前の下調べで発見したパティオ文化の存在は、この分野を深掘りするうえで欠かせない。パティオとは、スペイン語で「中庭」を意味する。多くの家庭に設置されているらしい。その美しさを競うコンテスト、パティオ祭りが今年も開催されるそうだ。この祭りも滞在中にあるため是非とも参加したい。それに向けて、まずはコルドバやグラナダにある花とその活用に目を向けた。 この第1回目のブログでは、私が見つけた花たちとそれがいかに街を彩っているのかを観察し共有したいと思う。後ほど再び触れるが、私がいつも通っているカフェの近くに植物園がある。そこは平日ならいつでも無料で観 賞することができる。日本であれば、この3月下旬(ブログ記入時)は花見シーズン真っ只中だろう。スペインにもそのような観賞文化があるのだろうか。日本との比較から共通点或いは相違点を見出すこともできるかもしれない。      コルドバにて。語学学校のアクティビティで訪れたときに撮影。 白壁と青い鉢、色鮮やかな花たちとのコントラストが映えている。  グラナダの植物園、Jardin Botanico de la Univercidad de Granadaにて。 写真から見て取れるように、植木鉢の土台すら植物を使って作っている。 日本ではあまり見られない光景だろう。  グラナダの公園や広場には必ずと言っていいほど、噴水がある。 そしてその周りにはたいてい花が植わっている。 水と花を組み合わせた演出が多いことが分かる。 種類は主にチューリップやパンジーなどである。 パンジーに関しては、街灯の装飾としても用いられている。  カメリアのデッサン。 私のホストファミリーは花が好きで、バルコニーにはたくさんの花鉢を置いている。 朝露が付いたカメリアがとても綺麗だったためデッサンをした。  お白湯チャン 

スペイン:カフェ巡り

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 私は学校終わりや休日に友達とカフェに行く機会が多い。グラナダではおしゃれなカフェがたくさんあるため、飽きずに違うカフェに行ったりすることが出来る。お花が飾ってあり水色や白に統一されているおしゃれなカフェであったり、ゲームが出来るように何個もゲームが置いてあるカフェがあったりと、レストランのように家族との時間や友達との時間を大切にできるように長居が可能なカフェも多いのだなとカフェに行っていてそのように考えた。 スペインでは家族との時間を大切にする習慣があり、14時頃から17時頃までレストランやカフェ以外のお店が閉まることが多い。日本では家族の時間も大事にするけれどスペインのようにお店が一気に閉まり、レストランなどで1時間から2時間、ゆっくりとするという習慣がない。なので、時間を気にせず家族や友人たちとゆっくりとした時間を過ごせてとてもリラックスもできた。そういったことから、私はカフェで過ごしたり周りの人たちを観察していて、たまには時間にとらわれすぎないことも必要だということを思うようになった。 「stories」というカフェに行った際の写真(2026/3/19撮影) 「mola」というカフェに行った際の写真(2026/03/28 撮影)      「Tateria Dar Ziryab」というカフェに行った際の写真(2026/3/18 撮影)  

スペイン:アンダルシア州、グラナダでの留学

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 スペインへ到着して気づけばもうすぐ一か月が経つ。着いてすぐは初めての景色や空気感でワクワクしていた半面、ホームステイや新しい生活に不安を感じていた。しかし、ホストマザーはとても親切で料理もおいしくすぐに慣れることができた。あまり喋れずにいても気にかけてくれたりしていてとても過ごしやすい。   学校の生活に関しては、勉強面で言うと知らない単語が多く飛び交っていて特に聞き取りが大変だった。100%は理解できていないが少しずつ聞き取れる単語も増えて簡単な会話ならできるようになってきた。   他の日本の大学からのプログラムと一緒だからなのか、最初の2週間はイベントごとが詰め込まれていた。自分はあまり体力がないのでこの2週間でとても疲れたがグラナダの街を散策、他の街に行くことができたのでとてもいい経験ができたと感じている。自主参加のスポーツや言語交流もあり、そこで知り合いができた。特にスポーツは言葉はいらないので喋るのが苦手な自分でもまじることができた。   家の近くに日本語情報センターというものがあり、そこではスペイン全土について色々教えてくれるらしく、そこの方がおすすめしていたバルへ行ってみた。雰囲気はあまり騒がしい感じではなく地元の人が行くような空気感があった。そこで初めてタパスを食べたが量が多く、ドリンクを頼むたびに出てくるのでタパスだけで満腹になった。タパスが最高だと感じた。 髪を切る時はお任せはやめておいた方がいいかもしれない。   グラナダ中心部のイサベル・ラ・カトリカ広場 (撮影日:2026/2/27) コルドバのメスキート内部 (撮影日:2026/3/7) セビリア大聖堂の祭壇 (撮影日:2026/3/14) BoabdilというバルのVermutというドリンク (撮影日:2026/3/19) 同じくバルのタパス (撮影日:2026/3/19) BY    

スペイン:グラナダでザクロを探し回る

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 私はグラナダの街を歩いていた。日本とは違う土地と景色、街並み。だが、どこか安心感があるような気持ちで歩いていた。それでも最初は土地勘とSIMがなく、見事に迷子になった。だが、何日も歩いているうちだんだんグラナダの街に慣れていき、迷子も減った。 しかし、何日も同じところを歩き続けていると、ふと気づくことがあった。それは、3月12日のことだった。CLMのアクティビティでグラナダ大聖堂に訪れた時のこと。グラナダ大聖堂は非常に繊細かつ豪勢で美しく思わせると同時に、恐ろしさも感じさせる装飾が印象的だった。そんな中、私はふと木製のベンチに目をやった。そこには、ザクロのモチーフが彫られた。他にも大聖堂にはザクロのモチーフが2、3か所あった。(写真1) グラナダで何度もザクロのモチーフを見かける。車止めポールにマンホール、パイプ、ステッカー、タイル。マンホールはそれなりに様々な種類があり、そのザクロのモチーフもまた多種多様である。 ん?グラナダの至るところにザクロが描かれている。一体、何故なのか? だが、そもそも何故グラナダはザクロなのかっ正直あまりよく理解していなかった。そのためインターネットで調べた。ザクロがグラナダのシンボルであり、ユダヤ人とも関係があり、歴史的にも深い意味を持つことが調べて分かった。 [参考にしたサイト]日本語情報センター:https://www.jp-spain.com/attractions/270/   気付けば私は自然とザクロを探していた。何度も通ったはずの同じ道の中にもザクロが沢山隠れていた。地面、花壇、噴水、ごみ箱、フェンス、グラナダの紋章、スペインの紋章。その中でもフェンスは、モチーフのバリエーションが今わかる限り3種類あった。(写真2)(写真3)(写真4)   正直、もう楽しい。だが、まだまだ見つけたい。 何か一つ、焦点を絞ることで見えてくるものが大きく変わった。そして、撮った写真を見て、文字や絵にかき起こすことによって、その特徴は鮮明に浮き出てきた。その挙げられる例として、ザクロと茎と葉はセットでモチーフになっていることや色は黄色が殆どであること、どういったところにザクロのモチーフが多いのか等である。(写真5)   勿論見ることも大事ではある。しかし、見るだけではなく、かく、触る、食べる、嗅ぐ、声に出...

セネガル:セネガルの地面

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写真1.滞在している家の周辺の写真。馬や牛、羊、鶏の家畜が放牧されている。いたるところに廃棄物がある。   初めてのアフリカ地域は、想像していたよりも気温が低く、渡航直後の段階では日本との差は感じられなかった。日中は 22 度前後の気温で高いわけではないが、日差しが強く個人的には過ごしやすい温度に感じる。しかし、太陽が出ていない朝と夜は風も相まって体が冷える。日中は半袖のシャツで過ごし、日が沈むと長袖を着て調整した。   セネガルに到着し空港を出ると、これからお世話になる Soda さんが迎えに来てくれていた。笑顔で迎えてくれた Soda さんの第一印象は細かい気遣いをしてくださる方で車に乗って移動する間体調やこれからの生活のことなど向こうから話しかけてきてくれた。しかし、挨拶をしようとするがフランス語学習をおろそかにしており、全くと言っていいほど会話ができず翻訳機を使ったコミュニケーションになってしまった。   大学が始まるまでの1週間は、居住地周辺の散策とラマダン期間中も利用できるお店の開拓、お世話になる方々との交流をしているうちに終わった。この間、居住地周辺にあるスーパーマーケットやサンドウィッチの屋台に加え、野菜や肉、果物、指輪など様々なものが売られているローカル市場で食料品を購入して、日々の食事とした。日中にも開店している飲食店を探して、いろいろな道を探し回ったが居住地周辺には見当たらなかった。   写真2.シェク・アンタ・ジョップ大学周辺の道に自生した植物。日本でも似たような植物がみられる。 このように、居住地周辺や大学周辺を散策してみて気づいたことだが、セネガルの土はほぼすべてが砂である(写真1)。稀に日本でも見られる水分を含んだ土があるが、今のところ植物を育てている場所でしか確認できていない(写真2)。セネガルでは砂漠化が問題となっており土に栄養と水分がないため植物が育たず食糧不足に陥っていることは知っていたが、首都であるダカールでも植物園以外では土は見なかった。   写真3.滞在している家の周辺の写真。理由は不明だが道路に水が溜まっている。  土に栄養と水分がないため植物も乾燥に強い種類なのだと思う。どのような植物が自生しており、どのような特徴があるだろうか。このことは、今回の海外長期 FW の研究テーマの...

フランス:アンジェの夜

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アンジェは、昼間は歴史ある城や穏やかな街並みが美しい場所ですが、日が落ちるとその表情は一変します。 夜の帳が下りた街に繰り出すと、そこには昼間の静寂とは対照的な、エネルギッシュな世界が広がっていました。通り沿いのテラス席は笑い声で溢れ、人々が思い思いに夜を楽しんでいる様子は、まさに「熱く賑わっている」という言葉がぴったりです。 拙いフランス語で緊張が走る注文タイム 写真1.アンジェで飲むビール そんな雰囲気に誘われて入ったバーで、まずは喉を潤すことに。今回はフランスの定番ビアカクテル ** 「ル・パンチ( Le Punch )」 ** とビールを注文しました(写真1)。 「 Le Punch , s'il vous plaît... (ルパンチをください)」 まだ慣れない、自分でも拙いとわかるフランス語での注文。通じるかどうかドキドキしましたが、店員さんが笑顔で頷いてくれた瞬間、その緊張は心地よい達成感に変わりました。完璧な言葉じゃなくても、その場に溶け込もうとするプロセス自体が、旅の醍醐味かなと感じました。 写真2.バーの帰りに、締めにバーの前のケバブ屋さんへ。フランスに来てから、クロワッサンやバゲットよりも食べている。 ビリヤードで更ける。夜飲み物を片手に、店内のビリヤード台へ。カラン、という小気味よい音とともに球が転がる様子を眺めながら、友人や現地の人々の熱気に包まれて過ごす時間は、何物にも代えがたい贅沢なひとときでした。異国の地の夜風に当たりながら、お酒と遊びに興じる。アンジェの夜は、ただ楽しいだけでなく、自分の世界が少しだけ広がったような、そんな特別な気分にさせてくれました。 匿名

セネガル:歳の離れた友達

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  2024 年の夏短期フィールドワークで様々な国の行き先が候補としてある中で、私はセネガルを選びました。大学のプログラムでアフリカに行ける大学は日本の中で見ても稀だと感じました。初めは目的などなく漠然とアフリカに行ってみたいという思いで行き先を選択しました。いざ行ってみると今まで想像してきたアフリカとは別世界と身をもって体験しました。街ですれ違う際やお店でも多くの人が笑顔で下を向いて歩く人はほとんどいませんでした。ブティックと言われる簡易的なコンビニで商品を購入する際には、 何もわからない私たちに対して率先して親切に教えてくれる人の温かさやフランクな雰囲気に惹かれて長期フィールドワークでももう一度行きたいと思いました。   2026 年長期フィールドワークでセネガルにきて、友達と呼べる人は 3 人できました。彼らは、 私と 同世代ではなく、 1 人は 30 歳、 1 人は 50 代、 1 人は 60 代。日本で生活していたらこの年齢差で友達と呼ぶことはなかなかありません。 3 人ともフランス語とウォロフ語、そして、英語が多少できる程度で話していていましたが、全て相手から話しかけてもらって仲良くなりました。今の私の状況を説明するとすぐにフランス語やウォロフ語をわかりやすく教えてくれ、それ以外にも日常の他愛のない会話をしています。 (写真1)大学近くのチェブジェンのお店(撮影日 2026 /3/18 ) みんな口を揃えて言うのは「もう友達だから何でも頼って」。この言葉に深い意味はなく話していますが、日本と比べたらすごく積極的で人種や言語の壁一切関係なく積極的に話してくれています。特に、一番初めに仲良くなったマニュさんは、初めてチェブジェンを食べたお店(写真 1 )の常連さんで、お金を払うタイミングや食器の片付け方まで全て教えてもらって仲良くなりました。何度もお店に足を運ぶにつれてどんどん仲良くなり ました。マニュさんは、 休みの日でも予定を空けて、ダカールで一番大きなモスク(写真 2 )に連れて行ってくれて、そこでフランス語で説明されたことを私たちがわかるように英語で説明してくれました。他にも、マニュさんの紹介であったお友達の家に呼んでもらい、お昼ご飯に「ヤッサプレ」(写真3)と呼ばれる鶏肉にタマネギソースをかけたセネガルでは家庭やお店でも食べら...

セネガル:イスラームの社会

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  2 回目の渡航となったセネガル。初めての渡航は 2024 年 8 月から 9 月にかけ、海外ショートプログラムで、ダカール、サンルイ、ゴレ島など短期間のなかで様々な場所を訪れた。首都ダカールのにぎやかな市場や道路の混雑、サンルイの落ち着いた街並み、ゴレ島の歴史的な重みのある空気、教科書や映像で見てきた「アフリカ」とは違い、そこには人々の生活が確かにあり、日常があった。セネガルの様々な文化に触れ、もう一度セネガルに行きたいと思った。 懐かしさと新鮮さが入り混じり、到着した時は不思議な高揚感に包まれていた。私がセネガルに到着したのは 2 月 27 日であり、ラマダン終了まで約 20 日を残していた。ラマダンとは、月の満ち欠けによって始まる日が変わるというもので、約 1 ヶ月間ある。この期間、毎朝 5 時頃から夜 7 時半過ぎ頃まで、一切の飲み物と食べ物を口にしない。当初はそれほど気に留めておらず、むしろ「断食」自体に興味があったため、楽しみですらあった。 写真① アパートの近くにいる動物たち(撮影日: 2026/02/28 ) しかし、実際にセネガルでの生活が始まると壁に直面した。大学の授業後、喉の渇きと空腹に耐えかねてカフェエリアへ向かったものの、ラマダン期間中のため営業しておらず、どの店も閉まっていたのである。最初の 2 週間は、こうした環境に慣れるまで苦労した。街を歩いていると羊や牛といった動物たちを目にすることがある。これはラマダン終わりのタバスキ(犠牲祭)というもののため、ムスリムが捧げものとして食べるのでラマダン期間中によく目にした。(写真 1 ) 日中の断食を終え、日没後はじめてとる食事をイフタールと言い、家族や友人が集まり、食事を共にする。 そのため、マグリブ(日没後の礼拝)の前は、店が開店し、食材をたくさん持っている人を多く見かける。 実際にイフタールを経験したことがないが、日没前の独特な空気感に触れた。 私自身も断食を経験しようと試みたことがあるが、食事に関しては耐えられても、喉の渇きだけは非常に厳しく、水を飲んでしまった。街を歩くと、人々は唾を吐きながら(体内にものを入れないようにするため)も平然とした様子で仕事や日常生活を送っていた。 ラマダンを実践する人々の姿を通して、信仰に基づく規律ある生活の重要性を実感した。飲食を制...