カナダ:初めての太平洋の架け橋

日本では新渡戸稲造と言ったら旧5000円紙幣の人物だと連想される方が多いと思いますがここ、カナダ・ブリティッシュコロンビア州と彼は非常に関係の深い人物だとされています。

写真1. ブリティッシュコロンビア大学(UBC)の新戸部記念庭園
(撮影日:2023年6月25日)

写真2. 庭園内ある新渡戸稲造像
(撮影日:2023年6月25日)

彼は国際連盟事務次長としての大きな功績をあげられているのはご存知の方も多いと思います。しかしながら、新渡戸稲造は日本と北米の関係を結んだとされる太平洋の架け橋的存在ともなっています。

もともと、岩手県で生まれ北海道の農学科を卒業したのちに当時の帝国大学(東京大学)に志願した際に「願わくは、われ太平洋の橋とならん」と応え世界中を飛び回り国際貢献した人物とされています。また、日本人が最初に国際結婚した人だと言われています。

1933年には日本が国際連盟から脱退を表明したのちにアルバータ州バンフで第5回太平洋問題調査会議に出席すると当時の日本は歴史的に見ても新渡戸氏の味方になる人はいなく71歳にブリティッシュコロンビア州のビクトリアで亡くなってしまいました。戦争前までは日本と北米の間にある太平洋の架け橋のような存在にもなりました。

現在ではカナダでの新渡戸氏の栄光を讃えブリティッシュコロンビア大学内には新渡戸記念庭園があるなどブリティッシュコロンビア州を中心にした新渡戸氏の功績は非常に高いものだと庭園内を見ても実感しました。

写真3. 庭園内(2023年6月25日)

写真4. 庭園内(2023年6月25日)


このブログの人気の投稿

台湾:美食散策

フィリピン:オンライン授業で先生が教えてくれたフィリピンの美しい景色

ニュージーランド:初の学外交流