ニュージーランド:Hamiton Garden体験

写真1:印象的だったインドガーデン

 Hamilton Gardens(ハミルトン・ガーデンズ)は、ニュージーランド北島のワイカト地方にある都市、ハミルトンに位置する美しい公園で、単なる植物園ではなく、「庭園の物語」をテーマにしたユニークな施設である。園内には、以下のようなテーマガーデンがある。

 イタリアン・ルネサンス・ガーデン(Italian Renaissance Garden):16世紀のイタリアの宮廷庭園を再現した、対称的なデザインと美しい噴水が特徴である。

 日本庭園(Japanese Garden of Contemplation):けさと禅の美学を体験できる、伝統的な日本様式の庭園だ。

 ムガール・チャールバグ・ガーデン(Indian Char Bagh Garden):インドのムガル帝国時代の贅沢で華麗な様式を表現した庭園である。

 中国学者の庭(Chinese Scholar’s Garden):中国の伝統的な学者の庭を再現し、静かな瞑想と学問の空間を提供する。

写真2:エジプトの雰囲気が感じられる

 エジプト庭園(Egyptian Garden):古代エジプトの宗教と文化をテーマにしたガーデン。

 アート・デコ・ガーデン(Art Deco Garden):1920〜30年代のアート・デコ様式を取り入れた、洗練されたデザインのガーデン。

 イギリス風花の庭(English Flower Garden):19世紀末のイギリスの「アーツ・アンド・クラフツ」運動に影響を受けた庭園で、季節ごとの花々が楽しめる。

写真3:NATUR=nature

WEISHEIT=wisdom

VERNUNFT=reason



 コンセプト・ガーデン(Concept Garden):1960年代の学校の地図を模したデザインで、ニュージーランドの土地との関係を探求している。

 ピクチャレスク・ガーデン(Picturesque Garden):18世紀のヨーロッパの「ピクチャレスク」様式を再現し、モーツァルトのオペラ『魔笛』の登場人物やシンボルが散りばめられている。

写真4:前は木の手みたいなものが動けるみたいだった。

 ロマン・ペリスタイル・ガーデン(Roman Peristyle Garden):古代ローマの柱廊式庭園を模した、壮麗なデザインのガーデンである。

 なかでも特に印象的だったのはインドガーデン(ムガール・チャールバグ・ガーデン)で、雰囲気がとても素晴らしかった。次に気に入ったのはエジプトガーデンだった。なお、エジプト以外では、ここが初めて他の国に再現された唯一のエジプト庭園だと説明された。ガーデンは広いため、見て回るのに1時間以上かかった。

写真5:Alice in Wonderlandはどこにもあるよね

 HamiltonへはAucklandからInterCityバスで行くことができる。往復で60〜70ドルほどだが、日にちや時間によって料金が変わる。Aucklandから朝早く出発するのがおすすめで、学生証を提示すれば学生割引も利用できる。

エリサ


このブログの人気の投稿

台湾:美食散策

ニュージーランド:初の学外交流

フィリピン:オンライン授業で先生が教えてくれたフィリピンの美しい景色