セビージャのフェリア・デ・アブリルに参加してきました!
フラメンコを調査するうえで欠かせない、スペインのアンダルシア地方で行われる春祭り「Feria de Abril(フェリア・デ・アブリル)」。今回はセビージャでこの伝統的なお祭りに参加してきた。
〈フェリア・デ・アブリルとは?〉
スペインの聖週間、セマナサンタから二週間後に行われる一大イベントで、通常は4月に行われるためこの名前になっているが、今回は5月5日の深夜から11日の深夜までで行われていた。
地元の人々は「Caseta(カセタ)」と呼ばれるテントで料理やワインを食べながらフラメンコを踊って楽しんでいる。女性はフラメンコの衣装を着て、男性はスーツや乗馬スタイルで参加する。セビジャーナスというフラメンコを踊る際、最初に覚える伝統的なペアダンスが踊られていることが多い。
〈実際に参加してみた感想〉
入口の大きなイルミネーション「ポルターダ」をくぐるとたくさんのカセタが並んでおり、華やかなフラメンコ衣装を着て、頭に大きなお花をつけた美しい女性や馬に乗った男性、行きかうたくさんの馬車。まるで別世界な空間にわくわく!(写真①、②)
写真① 入口にあるイルミネーション「ポルターダ」
写真② 会場の様子 並んでいるカラフルな建物がカセタ
私も事前にフラメンコ衣装を買おうとお店を見てまわったが、値段を見て断念…
マントンと呼ばれるショールとお花の髪飾りだけ買って参加することに。(写真③)
先ほど話した「Caseta(カセタ)」、実はほとんどがプライベートテントとなっており、招待がないとは入れないのだ。今回はプライベートのカセタには入れなかったが、一般の人も入れる「Casata Publica(パブリック・カセタ)」に行ってみた。
そこは地元の人や観光客でにぎわっており、雰囲気だけでも十分に楽しめる空間であった。そこで出会ったのが、お母さんがフラメンコダンサーだという女性。彼女自身も踊れるようで「一緒に踊ろう」と声をかけたところ快くうなずいてくれた。セビジャーナスは日本でも踊っていたが、現地に行くとリズム感をつかむのがとても難しかった。彼女にリードしてもらいながらおぼつかないながらも楽しく踊ることができた。(写真④)
2日目も同じ一般ブースに訪れ、再び彼女とセビジャーナスを楽しんだ後、今度は別のグループと仲良くなり、一緒にいくつかあるパブリック・カセタを巡ることに。
2日間、フェリア・デ・アブリルに参加してみて、知らない人同士でもすぐに打ち解けて食べたり踊ったり、人とのつながりを強く感じることができ、それがフェリア・デ・アブリルの魅力でもあるのだと思った。
きょうか
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