タイ:隣国で発生した地震について
2025年3月28日、ミャンマーでマグニチュード7.7というとんでもない規模の地震が発生しました。そしてテレビやSNSなどを通じてこの件について知っている方は、タイ南部に位置するバンコクで建設中のタワーが倒壊したことも知っているかと思っています。今回渡航しているチェンマイにも大きな揺れがきました。後から聞くと、あんなに大きな揺れを感じたのはみんな初めてだと言います。今回はそんな出来事について書かせていただこうと思います。
私は地震発生時、セントラル・チェンマイというチェンマイ有数の大型ショッピングモールの3階にいました。身体がふらつくような違和感、気のせいだと思ったのも束の間、キシキシといった異音と共にすぐに施設が次々と停電をし始めた段階でこの場にいた人々が地震だと確信しました。倒壊で下敷きになる事を恐れて揺れているのにも関わらず逃げ出す人、私のように施設の真ん中に固まり揺れが収まるのを待つ人で分かれました。本震がはじまって10秒ほどした後避難指示のアナウンスが流れ、私も近くにいたスタッフから避難するよう言われて外へ出ました。
写真1 地震発生時にいたセントラル・チェンマイの外観
写真2 セントラル・チェンマイの中の写真
個人的に驚いたのが地震に対する対応の速さです。まず避難指示のアナウンスが非常に早いのもそうですが、スタッフの誘導も緊迫感はありながらも落ち着いていて、そして地震発生から20分後には仮設テントが設置され、スタッフが連携しながら暑い外で待つ人達に水の配布を始めていました。大きな施設ではあるものの、地震慣れしていない国でここまで迅速な対応ができるのかと、すごく驚きました。
写真3 地震発生直後のセントラル・チェンマイの様子
次に学校やOZUMAからの連絡についてです。地震発生後すぐにタイの担当教員に連絡、幸いにもすぐに連絡に気づいていただき、グローバル推進グループを含めた各所へ連絡していただきました。改めてありがとうございました。OZUMAへの緊急連絡は回線が混み合ってつながりませんでしたが、1時間後にはOZUMA側から安否確認をするメールが届きました。その後ゼミの先生やグローバル推進グループの担当者の方から心配の連絡をいただき、グローバル推進グループから親宛てに今回の事象と私の無事を伝える連絡が届いたそうです。
家に亀裂が入るなどして避難生活を送る人はいるもののチェンマイでは比較的被害は少なく、問題なく留学生活が続けられそうです。担当教員など様々な方々に感謝しながら調査の方を頑張っていこうと思います。(づみ)
写真4 近隣の大型ショッピング施設「MAYA」の外観_1:地震の影響でライトが垂れ下がり、落ちている物もある
写真5 近隣の大型ショッピング施設「MAYA」の外観_2:ひびが入っている