日本:日本のマナーに内在する音

京都の町にある人工的な音のフィールドワークを始めてから、約2ヶ月が経ち、以前は何となく歩いていただけの京都の街も意識して歩くことによって見方がだいぶ変わるものなのだと思った。

まず、人工的な音の考え方からだが、京都の街をフィールドワークし始める前は、人が事前に設定した電子音のみという考え方であったのが、フィールドワークを始めてからはおおよそ自然にはないいであろうもの、例えば工事の際の騒音や道路を走る車の排気音など人間がいなければ存在しなかった音も人工音に含まれるのではと考えるようになり、京都の街なみから自然を考えるきっかけとなった。

写真1:京都の地下鉄のホーム

今回のサブタイトルにある私の現在のフィールドワークのキーワード、「マナー」は法律の制限ではなく、社会による制限である。電車の中で携帯電話を用いて大声で会話をすることは法的に禁止されているわけではない。また、日本においては電車の優先座席付近で携帯電話を用いて通話をすることは違法ではない。しかし、JR西日本などでは電車内で電源を切るように求めるアナウンスがある。

社会が世界を作っているのは、性や人種なども同じである。私はまず自分の知っている、あるいは、知らない京都の街からアプローチしていきたい。

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