トルコ:トルコでの3か月

写真1.語学学校の先生とクラスメート(2026年4月27日)
 トルコでの3か月の長期フィールドワークが終了した。トルコに到着した当初は、英語ですらまともに話せないような状態で、1人で3か月間もトルコで暮らしていけるのか非常に心配だった。特に、トルコに到着してから1か月が過ぎたころ、これからまだあと2か月もあるのかと思っていた時期もあった。しかし、実際に3か月が終了し日本に帰国するとなったとき、一番初めに思ったのは、3か月間あっという間だったということだ。

3か月間もの間をあっという間と感じることができたのは、トルコで関わったすべての人のおかげであると感じる。語学学校や寮で関わった人は特に印象に残っており、非常に接しやすく何か困ったことがあったとき、相談すればすぐに手伝ってくれる人ばかりであった。

語学学校では、授業を受け始めたころ英語もトルコ語も全く話せない状態で、コミュニケーションが全く取れずこれから授業を受け続けられるか心配していた。しかし、クラスメイトのみんなが文法・単語ともにままならない私の英語を必死に理解しようとしてくれたおかげで、英語でのコミュニケーションをとれるようになり、語学学校での生活を楽しく過ごすことができた。(写真①)また、語学学校にいた先生方も非常に優しく、フレンドリーな先生ばかりであった。休憩時間には、テラスのようなところで外の空気を吸いながら、簡単なトルコ語や英語を使って雑談をしていた。

写真2.展望デッキから見た金角湾

 

 また、現地で調査などのチューターとしてお世話になったセヴデ(Sevde)さんにも、様々な場所へ連れて行っていただくことができたため、非常に充実した3か月間を過ごすことができた。セヴデさんに連れて行ってもらった場所の中で特に印象に残っているのは、金角湾(トルコ名:ハリチ(Haliç))と呼ばれる、イスタンブールのヨーロッパ側における新市街と旧市街を分ける、角のように曲がった形状をしている川である。(写真②)金角湾の近くには、金角湾を一望することができる展望デッキのようなものがあり、ロープウェイに乗って展望デッキへ向かうことができる。写真②は現地時間の20時前に撮影したものだが、ちょうど日が落ち始める時間帯であるため景色が非常によく、展望デッキはたくさんの人で溢れかえっていた。

調査においては、渡航前に想像していたよりはるかに難しかった。そもそも本格的な聞き込みをしながらの調査が初めてであるのに加えて、特に言語の壁によるコミュニケーションの難しさと、現在の関係性でどこまで踏み込んでいいのかという異文化での線引きに頭を悩まされた。語学学校に通っているとはいえ、やはりまだ習って間もない言語であるため、自分が伝わると思っていてもなかなか相手にうまく伝えることができなかった。そして、拙いながらもなんとか成果を出そうと工夫するあまり、本来の目標を見失い空回ることばかりであった。

渡航前に想像していた結果と比べて、今回の調査で得られた成果は非常に少なく残念な結果になってしまった。しかし、今回の「調査」という行為全体を省みて得られるものもあった。自分がする質問が、相手にとってどのような質問になりえるのか、受け取り手の感じ方について深く考えることができた。今回のフィールドワークの経験で、調査に関する質問の難しさについて学ぶことができた。


Ramazan


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