スペイン:夜に弾ける乾杯の音

 

 「¡Salud!(乾杯!)」
 

軽快なグラスの音が夜の空気に弾ける。飲んで、食べて、笑う。店の外に出れば、通りにはギターの音色と情熱的な歌声が溢れ、グラナダの夜はどこまでも賑やかだ。気づけば、ふらりと立ち寄る“行きつけ”のバルができるほど、この街に心を奪われていた。情熱の国とはまさにこのことか、と何度も実感する日々だ。
 

しかし、そんな留学生活も残すところあと 1 ヶ月を切った。日本への帰国が刻一刻と近づく中で名残惜しく感じるのは、やはりグラナダ特有のタパス文化と、この温かな賑わいである。お酒を頼めば自然と料理が運ばれてくるあの気軽さ、人々の距離の近さ、そして夜が深まるほどに増していく活気が恋しくなりそうだ。さらに幸いなことに留学中に 20 歳を迎えた私は、人生で初めてのお酒をこの地で味わうことができた。異国の空気の中で口にした一杯は、ただの飲み物ではなく、特別な意味のある体験だった。今回は、そんな現地でのバル体験とともに、印象に残ったお酒についても紹介していきたい。

 

 

 

飲み物1杯につき1つ、軽食がついてくるタパス文化。

店によって出てくる料理が違うのも魅力。

この店では、肉料理や魚料理の中から自分で選ぶことができた。
 

(撮影日:2026 年 5 月1日)



 

Tinto de Verano (ティント デ ベラーノ)と呼ばれるお酒。 

夏の赤ワインという意味でバルやレストランには必ずある。

赤ワインと炭酸水を 1:1 で割り、レモンを加えたもの。

甘口はとても飲みやすい。
 

(撮影日:2026 年4月 14 日)



 

Rebujito(レブヒート)と呼ばれるお酒。

Vino de Jerez(シェリー)とライムや

レモン風味の炭酸飲料を 1:1 で割ったもの。

軽くさわやかな味わい。
 

(撮影日:2026 年 4 月 27 日)





 

Calimocho(カリモーチョ)と呼ばれるお酒。 

見た目はティント デ ベラーノ(2枚目)と似ているが、

これは赤ワインとコーラを 1:1 で割ったもの。

甘さの中にほのかにコーラの風味が感じられる。
 

(撮影日:2026 年 4 月 29 日)



お白湯チャン

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