セネガル:初めての調査

 

写真:実際に説明を受けた伝統的木造船「ピログ」

セネガルで生活をして2ヶ月が経ちました。生活は安定して語学面も順調に進むことができていますが、語学学校は59日で最後になるので最低限の基礎を固めて残りの約1ヶ月でアウトプットを中心に伸ばしたいと思っています。

私の調査テーマは、セネガルの漁で使われている伝統的木造船「ピログ」(写真1)です。短期フィールドワークの際に立ち寄った工房で淡々と作業している姿に魅力を感じて今回の調査テーマにしようと決断しました。

ピログには多種多様な船体があり、観光用で使われる長さ20mある大型な船もあれば、漁で3人ほどの船員が乗れる小さなものもあります。そして大きな特徴として、すべてのピログに色鮮やかな塗装がされていて、職人の手で細かく描かれており、同じデザインのピログはないと仰っていました。

今回の調査は、ブログ1で紹介した友人がとても親切に手助けしてくれています。425日、私はその友人に相談してスンベジュン(soumbedioune)と呼ばれるマーケットのピログを制作する工房に訪れました。スンベジュンでは、私と友人で1つずつメモ帳を持ち、私が聞き取れる単語を日本語でメモをとり、友人にフランス語でメモを取ってもらいました。説明が終わった後に英語と翻訳を駆使して詳しい説明をしていただきました。建造工程やウォロフ語で呼ばれる部位の名前。特に聞いていて面白かったのは塗装の説明でした。塗装には大きく分けて3グループの役割があり、デザインを持ち主の要望に合わせる製図家、ベースをむらなく均等に塗るペインター、そして製図されたデザインをピログに模写をする3グループに分かれていました。その中でも今は製図する過程でデジタルに移行していることに強い衝撃を受けました。

工房での聞き取りを通して、ピログの構造や制作工程だけでなく、現地で使われているウォロフ語での言葉や呼び名の違いにも触れることができました。

また、ピログの船体の材料となる木材については、同じものでもフランス語やウォロフ語で複数の呼び方があるため、説明を単純に翻訳するだけでは特定が難しいと感じています。

今後も足を運んで残りの1ヶ月を無駄にしない様に頑張っていこうと思います。

カラ


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