タイの夜道を歩いて
夜に出かけることがよくある。疲れて夜まで昼寝をしてしまった時、洗剤を切らしてしまった時、ふと外に出たくなった時など理由は様々である。昼はあんなに騒がしいチェンマイも日をまたぐと少し落ち着いた雰囲気になる。涼しい風にあたりながら過ごすこの空間はタイ人にとっても大切なようだ。バディーに誘われて池を散歩したことがあるが、その理由もエアコンがない部屋ではこうした避暑地に向かうことが多いらしく、池の周りには夜だというのに彼のような人々でにぎわっていた。
写真1 皆が避暑地に使うチェンマイ大学内の池。
また日中は法規制でお酒を買えない時間帯があるこの国では、時間帯や気温も夜は吞み会に適していて毎晩楽しそうな声がきこえてくる。スポーツをして盛り上がる集団もよく見かけるが、理由はおそらく気温だろう。
写真2 夜になると少し涼しいのでこうした外飲みの光景がよく見られる。
街は眠ることを知らず、午前3時ごろまで遊ぶ人は遊ぶ。
写真3 タイのクラブ。平日だというのにいつも人が一定数いる。
写真5 ホテルの近くにいた野良猫。かわいい、
6時にもなると1日がまた始まっている。自分は田舎の方で育ってきたので、夜も賑やかなこの街の雰囲気がとても変わっているように思えて、楽しく感じた。深夜徘徊はあまり褒められたことではないが、こうした発見もあるということを学んだ。(づみ)