スペイン グラナダでの習慣
スペイン グラナダの生活も、気づけば2ヶ月をすぎていた。残り1ヶ月ほどの生活だが、ここまでにここでの生活に慣れるのにはかなり苦労した。それは、グラナダに来てから1ヶ月ほど経った日のこと、疥癬という感染症に罹っている事が判明したからだ。疥癬は、特定のダニが皮膚の表面に寄生して起こる感染症で、かなり強い痒みが伴う病気だ。私は、初めて疥癬にかかるまでその病気の存在も知らず治療が少し遅れてしまったり、治療方法をきちんと守れていなかったりしたので、改善するのにも時間がかかってしまった。新しい環境で生活を始めると、このような事もあるので、特に病気関連は渡航前にしっかり調べて対策をしておく必要があると改めて実感した2ヶ月間だった。
疥癬に苦しんでいた一方で、グラナダでの生活はかなり充実していた。CLM語学学校が提供してくれるアクティビティに参加したり、レベルの上がった新しいクラスで勉強をしたりして、刺激的な日々を過ごした。特に語学学校では、レベルが上がるにつれ難易度が上がっていくのかと思いきや、自分のスペイン語力が鍛えられた事により、質問の意図や会話の流れがスムーズになり、むしろ難易度的にはそこまで上がっていないようにすら感じた。質問の意図や会話の流れ、理解度が上がるにつれ、授業を楽しみながら受けることができる。
CLMでのアクティビティでは、Sevilla やMálaga のようなアンダルシア州の街を観光したり、グラナダを歩くツアーに参加したりした。スペインは街によって地域性が非常に異なるので、グラナダとは違う雰囲気の街並みや食べ物を楽しむことができる。また、どこへ訪れても必ずバルを見つけることができるので、お酒を少し飲みながら、その地域の海鮮料理やパエリアを食べ友達と楽しむ事をおすすめしたい。日本の居酒屋やレストランとは違う、スペインバルにしかない良いところを見つけることができるだろう。
最後に、この2ヶ月を通して最も痛感した事は、頼れる人には頼る事の大切さだ。今回のような感染症や事故、事件などのイレギュラーは、新しい環境には付き物であるが、だからと言って対処法が無いわけでは無い。現地の人で関わりがある人、現地に住んでいる日本人、サポートセンターや保険会社など、頼れる環境はあるはずなので、イレギュラーでも落ち着いて一つ一つ対処していく事が大切だ。今回の私の場合も、語学学校の先生や日本語教師の先生、ホストファミリーなどに助けてもらい、治療をするまでに至ることができた。もし、これから留学を控えていたり、新しい環境での挑戦をする人がいれば、まずは頼れる先を見つけておく事も、一つ準備として、現地での活動として加えてみるといいかもしれない。
タベルナの様子 2024/6/29 |
CLM校舎の様子 2024/6/28 |
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