カナダ:日本のカブトムシは嫌われている?

梅雨がもうそろそろ終わろうとし本格的な夏が訪れようとしていますが日本の夏の風物詩または夏の季語にもなっている夏を代表する昆虫、「カブトムシ」がカナダでは害虫扱いとされており嫌われています。


写真1. カブトムシ規制エリアを示す看板(撮影日2023年7月7日)


写真から分かるように「Entering the Japanese beetle regulated are」と書かれており日本語に訳すと「日本のカブトムシ規制区域に入ります」と言う看板がカナダ政府によって掲示されています。なぜ、日本のカブトムシが嫌われているのか確かめると主に外来種の一部として認識されカブトムシの幼虫は植物の根を食べ、成虫になると果物や花など300種類以上に危害が出て都市景観や農作物に重大な被害がもたらされるとしており嫌われる存在になってしまいました。


写真2. キッジラーノビーチ(撮影日202377日)


初めて日本のカブトムシが発見されたのは2017年のフォースクリークと呼ばれるキッジラーノビーチがある美しい場所で発見され翌年の2018年には環境被害が懸念された為、日本のカブトムシ規制エリアや植物材料や土壌移動を制限するなどの対策が取られるほど対策がされています。


写真3. 日本のカブトムシ規制区域の地図(引用:カナダ政府)*

しかしながら、2022年には他の地域にもこれらの対策が取られるなど日本のカブトムシによって環境が破壊されると言う日本人からしたら少し複雑な気持ちになるカナダの環境問題になるのではないかと考えられています。


* The Canadian Food Inspection Agency, Japanese Beetle Regulated Areas within Vancouver, British Coloumbia. https://vancouver.ca/files/cov/japanese-beetle-regulated-area.pdf . (アクセス:2023年7月7日)


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