韓国:ソウル 南山人権の道
このブログでは、ソウル南山にある、人権の道について紹介します。 南山人権の道は、韓国の独裁政権時代に民主化運動を弾圧した中央情報部に関する施設や跡地、展示を巡る約一キロのルートです。 スタートは明洞駅1番出口から歩いて5分の中央情報部安全企画部6局と韓国統監官邸の跡地である、남산예장공원(南山礼装公園)に建てられた、赤い建物「記憶6」からです。 「記憶6」( 撮影日2024/4/10 ) 「記憶6」は独裁政権時代の中央情報部による、拷問などの人権侵害の歴史について展示されています。 内部では、安全企画部6局の地下取調室や証言を見ることができます。 「記憶6」地下取調室 ( 撮影日2024/5/17 ) 次の場所は公園前の消防署の横を登り、中央情報部長の公館として使用されていた、「文学の家」があります。 現在では詩集展示や企画展などが行われています。 文化の家ソウル ( 撮影日2024/5/17 ) 続いて消防署横に戻り、南山人権の森を道なりに登ります。 道の途中には世界人権宣言が書かれた壁や日帝時代に関するオブジェクトがあります。 道なりに歩くと「中央情報部本部」の建物が見えてきます。 ホテル入口横には、中央情報部についての説明が書かれています。 現在、建物はソウルユースホステルとして使われており、実際に泊まることもできます。 ソウルユースホステル前にある防災センターは中央情報部の第六別館として使用されていました。 ホテルユースホステル ( 撮影日2024/5/17 ) さらに道を進みトンネルを抜けると最後の施設である中央情報部の第五別館が見えてきます。 現在は行政の公園に関する施設として使用されているそうです。 以上で南山人権の道は終了です。 ソウル特別視中部公園余暇センター ( 撮影日2024/5/17 ) 南山人権の道では韓国の独裁政権時代の弾圧の歴史だけでなく、日帝時代の歴史についても知ることができます。 ソウルの明洞駅近くのためアクセスも良く、人権の森も自然豊かで過ごしやすいため、ソウルに行った際は、ぜひ南山人権の道を訪れてみてください。 M.M.