スペイン:タブラオのフラメンコショー
人生で初めてのヨーロッパ。最初に感じたのは、統一された家の外装。ホームステイ先のバルコニーや部屋の窓から外を見渡すと視界いっぱいに広がる白とオレンジの世界。これだけでも日本にいないのだと実感させられる。
バルコニー、部屋の窓からの景色
私の通うCLM語学学校が提供してくれるアクティビティの一つに、毎週開催される言語交流会がある。先日、第一回目に行ってきた。様々な国籍のひとがあつまっており、私の座るテーブルにはグラナダ出身の人たちがたくさんいた。その人たちも日本語を勉強しているそうで、日本語とスペイン語を教え合いながら楽しく話すことができた。
そこで出会った一人のスペイン人の女の子からおすすめのフラメンコショーが見られるバル(ダブラオ)を紹介してもらったので、行ってみることにした。『Tablao Flamenco Casa Ana Granada』というお店らしい。そのお店は予約必須だったため、予約をして言語交流会の二日後に向かった。予約では17:30のショーを見る予定だったが、予約後に出演者の諸事情によって19:15のショーを見ることになった。店に入り受付を済ませて中に入ると部屋いっぱいに椅子が並び、前には高さのあるステージがあった。向かって右側の扉を進むと小規模なバルがあり、そこで開演までの時間を過ごすのだろう。ワンドリンク制だったので私もそこで飲み物を頼み、席に着いた(お店についたのが開演直前だったので…笑)。予約の変更があったからなのか、私の席は一番前の真ん中になっていた!!特等席にルンルンしながらショーの開幕を待っていた。
本来のジプシーらしいものか、観光客向けのものなのかまだ私にはわからなった。しかし、本場の、しかも至近距離で見るフラメンコは迫力が段違いであった。魂のこもった歌声に力強い靴の打ち鳴らした音。決して静かとは言えないが耳障りだとは感じず、むしろ心地いいぐらいであった。踊り手(bailaor)、歌い手(cantaor)、ギタリスト(guitarrista)が視線を交わしコミュニケーションをとりながらショーをつくっているさまに何とも言えない興奮が沸き上がり、曲が終わるごとにめいっぱいの拍手をおくった。一時間のショーはあっという間に終わってしまった。
フラメンコショーの様子
この留学期間中にもっといろんなフラメンコショーを見てみたい。また、今回は開演ぎりぎりに行ったが、もう少し早い時間に行ってほかにショーを見に来た人と話ができたらなと思った。
Kyoka
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