ニュージーランド:Agrodome
![]() |
写真1:Shaun the Sheepのコンセプト |
Agrodome(アグロドーム)は、ニュージーランド北島の観光地、ロトルア郊外にある農業テーマパークである。1971年、世界的な羊毛刈りチャンピオンのGodfery Bowenと地元農家George Harfordによって設立された。約350エーカー(約140万平方メートル)という広大な敷地を持ち、ニュージーランドの牧畜文化を体験できる施設として、国内外の観光客に人気を集めている。
![]() |
写真2:ファームショー |
主なアトラクションは、「ファームショー」と「ファームツアー」の2つだ。
ファームショーは、1日3回行われるエンターテインメント性の高いショーで、19種類の羊の紹介、羊毛刈りの実演、乳搾り体験、子羊への授乳、そして牧羊犬のデモンストレーションなどが楽しめる。
![]() |
写真3:ファームショーの後羊に触ることもできる |
ファームツアーでは、トラクターに引かれた全地形対応型のオープントレーラーに乗ってAgrodomeの敷地内をめぐる。所要時間は約1時間で、英語を中心としたガイドの説明を聞きながら、羊、牛、鹿、アルパカ、ダチョウ、豚などの動物たちに直接エサをあげることができる。また、果樹や農作物についての紹介もあり、農場の暮らしを身近に感じられる内容となっている。
![]() |
写真4:ファームショーの後、触ることもできる |
そのほかにも、キウイハッチェリー(Kiwi Hatchery)や、動物の赤ちゃんとふれあえるファームヤード・ナーサリー(Farmyard Nursery)などの体験も楽しめる。
入場料は大人56ニュージーランドドル、子どもは30ニュージーランドドルで、学生証を提示すれば割引を受けることもできる。営業時間は毎日9時から17時まである。
![]() |
写真5:ファームツアーに参加し、餌もあげれます。 |
Agrodomeのファームツアーは、ニュージーランドの自然や農業、家畜文化を直接体験できる貴重な機会だ。単なる見学ではなく、体験型のアクティビティとして、多くの観光客に「記憶に残る学び」として高く評価されている。家族旅行や修学旅行、異文化体験を目的とした留学生にもおすすめの、魅力あふれるプログラムである。
エリサ